海外ビジネスでは、一つの判断が次の判断に影響します。市場選定を誤れば、価値が伝わりません。価値が伝わっても、主導権を失えば利益は残りません。信用を築いても、ブランドが守られなければ価格競争に陥ります。さらに、経営資源の投入順序や再投資の設計を誤れば、事業は成長し続けることができません。
DREAM CUBEでは、海外ビジネスの全体像を〈7つの構造戦略〉として整理しています。これはサービスメニューそのものではなく、海外事業の現在地を読み解き、次の意思決定を考えるための「経営の羅針盤」です。
〈7つの構造戦略〉
1
市場戦略
どこで勝てるのか。
規制や手続きから始めるのではなく、自社の価値が成立し、利益を生み出せる市場を見極めます。国の大きさや成長率だけでなく、顧客、競合、価格帯、流通、参入時期まで含めて「勝てる市場」を設計します。
- 市場規模より自社が勝てる条件
- 顧客ニーズと競合の空白
- 参入タイミングと優先順位
2
価値戦略
なぜ選ばれるのか。
日本で評価された説明を、そのまま海外へ持ち込んでも商談は動きません。市場ごとの判断基準に合わせて、自社の商品・技術・サービスが選ばれる理由を再設計します。
- 誰に向けた価値か
- 競合との違いを一言で示せるか
- 市場ごとに変える訴求と販売ストーリー
3
主導権戦略
誰が事業を動かすのか。
海外パートナーとの関係では、誰が価格を決め、顧客情報を持ち、ブランドを管理し、最終判断を行うのかを明確にします。相手に任せることと、自社が主導権を失うことは同じではありません。
- 独占権と販売目標
- 情報共有と顧客接点
- 価格・商標・販路の管理
4
信頼構築戦略
想定外を、信頼に変えられるか。
海外事業では、制度・規制・文化・物流・品質など、想定外の問題は避けられません。重要なのは、問題を起こさないことだけではなく、起きたときにどう判断し、説明し、対応するかです。適切な対話と再設計を積み重ね、トラブルを信頼へ変える仕組みをつくります。
- 問題発生時の判断基準
- 現地制度や文化への適応
- 対話と再設計による信頼形成
5
ブランド戦略
どうすれば価値と利益を守れるのか。
ブランドは、名前やデザインを整えることではありません。海外で選ばれる理由を明確にし、その価値を価格・販路・表現・知的財産まで含めて守る仕組みです。価格競争から離れ、継続して利益を生み出せる経営資産としてブランドを育てます。
- 価格を守れる「選ばれる理由」
- 市場ごとに一貫した訴求とストーリー
- 商標・意匠・模倣・契約上の権利保護
6
投資戦略
どこへ、いつ、どれだけ投資するのか。
海外事業では、最初から大きく投資する必要はありません。市場の確度や検証結果を見ながら、資金・人材・時間を段階的に投入します。どこで増やし、どこで止めるのかまで含め、投資の順番を設計します。
- 小さく試し確かめてから広げる
- 追加投資の条件と撤退基準
- 資金・人材・時間の優先配分
7
成長循環戦略
成功を次の成長へどうつなげるのか。
一つの市場で得た利益だけでなく、顧客、実績、信用、知見、ネットワークも次の成長に使える経営資産です。それらを次の商品・市場・体制へ再投資し、一過性の成果で終わらせず、成長が次の成長を生む循環をつくります。
- 顧客・実績・信用・知見の蓄積
- 成功要因の見極めと展開
- 新たな成長機会への再投資
7つは、順番とつながりが重要です
〈7つの構造戦略〉は、それぞれが独立したものではありません。市場を選び、価値を定め、主導権を持ち、信頼を築く。その上でブランドとして価値を守り、必要な経営資源を投資し、得られた成果を次の成長へ循環させる。一連のつながりとして考えることで、海外事業を継続して成長する事業へと育てていきます。
書籍で7つの事例を読む

海外ビジネスの全体像を〈7つの構造戦略〉で
整理した書籍をご案内しています。
海外進出の成否は「勝てる設計」で決まる!
世界で勝つ会社の〈7つの構造設計〉
書籍『世界で勝つ会社の〈7つの構造設計〉―海外進出の成否は「勝てる設計」で決まる!―』では、成功企業と失敗企業を分ける7つの分岐点を、匿名事例を交えて解説しています。
セミナーで体系的に学ぶ

自社の海外事業を体系的に見直したい経営者の方へ、
最新セミナーをご案内しています。
30年以上・300社を超える海外ビジネスの現場から導き出した〈7つの構造戦略〉を、市場選定、価値の伝え方、パートナー戦略などから具体事例とともに解説。
自社の構造を個別相談で整理する

海外事業の課題や、コンサルティングのご依頼については、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。
内容を確認のうえ、今後の進め方をご案内いたします。
個別相談につきましては、まずセミナーにご参加いただいた方に優先してご案内しております。海外事業は状況によって最適な進め方が大きく異なるため、当社の考え方をあらかじめご理解いただくことで、より的確なアドバイスが可能になります。

